SB-1000の改良


'06.5.31〜  Blogに書いた内容を、htmlにしました。


もう17年も前に作ったSB-1000J。 作ったことは作ったんですが、失敗したと思って押し入れの中に眠っていました。
失敗と思った理由は
1.電源のうなりが大きくうるさい。
2.タマがすぐ赤くなる。
3.アイドリングがやたら多い でした。

TL-922の改造後、思い立ってこのリニアを直すことにしました。と、言っても、作り損なっていたわけではありませんでした。


でも、電源を入れると、バチバチ・・
危険ですが、ふたを開けてインターロックのスイッチを押しながら電源を入れると、タマから火花が出ています。
ありゃりゃ・・ 作ったとき、赤熱させすぎて、そのまま放っておいたら、壊れたようです 〜(−−)〜
代わりに、某所からTL-922で使っていて壊れたタマをセットでもらってきました。ネット上で知られているとおり、TL-922は片方のタマだけ壊れるのです。2本とも取り替えたので、一本、まだ使えるタマが余ってました。それを使いました。
写真はこわれた3-500Z 片方はSB-1000で壊れた物、もう一つはTL-922で壊れた物。


まずはトランスのうなり
これはトランスの漏れ磁束がシャーシの鉄板に入って、これでケース全体が振動してうなる為です。
漏れ磁束を減らすには銅板でショートバンドを作ってトランスに巻くのだそうですが・
そうではなく、ボルトが長いのでトランスとシャーシの間にベニアをしいて、距離を取る事にしました。
ゴムシートの方が良いですが、高いのでやめました。 これでだいぶ静かになりました。


タマの赤熱は、アイドリングのせいもありますが、ファンの風がやたら弱い事も関係あり、
と思い、日本サーボのフルスピードファンに取り替えました。
これは風が強く、高出力リニアらしいファンの音がします。
風量は十分だと思います。


以前、アイドリングは150mAとか?流れていた気がしますが、今度のタマは80mAです。  減らす場合はチェナダイオードに直列に普通の整流用ダイオードを接続して、電圧を上げ、バイアスを深くすればアイドリングが減ります。


1.9MHzで900W
3-500Zの定格からして、ずいぶん絞り出してます。
プレート電圧がTL-922よりずいぶん高いですからねぇ。2700Vぐらい。


バンドスイッチに表示のない28MHzでも、800W強


ピンぼけ写真になってますが・・
これだけパワーを出すと、タマがかなり赤熱します。
あとでフタをあけたら、タマのガラス面に僅かにキズみたいなものが・・
 大丈夫かいな??
さて、ノーマルで使っても面白くないので、改造ネタを考え中。


やっぱり定番で?50MHz改造をやってみました。
と、言ってもとりあえず動かすだけにして、すぐHFに復帰できるようにしました。写真の通りです。
1.プレート側のCは、タマの容量(+ストレー)のみ
2.ロード側にはプレートバリコンを利用
3.プレートのDCカット用コンデンサは2パラなので、このうち1個をRFCの中間にパスコンとして取り付ける。


4.プレート側のCは固定なので、コイルは微調整してパワーを出します。
つまり、コイルを再調整しないと大幅に違う周波数には出られない・・
まぁ、50.5MHzぐらいで調整しておけば、50MHz台はOKでした。


5.ドライブ側(グリッド側)のマッチングは無し。
チョークも変更無し。プレート側パラ止めはコの字の線でショート


微調整の結果、50.5MHzで600W出ました。手元のメッキ線と1.5D,3Dの同軸ケーブルだけで、これだけのパワーが出ました (^^)//"""
しかし、効率は47%と、良くありません。このパワーだとすぐタマが赤熱します。
まぁ、SSBでちょっとコールするだけなら問題ないですが・。
あと、スプリアスは多分、50〜60dBと思われるので、フィルターを入れないと技術基準を満たしません。
新基準の67dB@500Wはクリアしたいところ。
でも、2fで20dBぐらいなので、シールドが良いパイ型フィルタ2段ぐらいで
OKだと思います。


ドライブはFT-897 リニアの入力SWRが悪いので、70W以上はプロテクションが働いてしまうので出ません。
下側のメーターは入力。50MHzでもゲインはあまりかわらないんですね。
なるほど・・ 3-500Zの使いやすさが分かりました。
課題はなんといっても効率が悪い事です。
タマの容量と並列共振させて、M結で出力を取り出す回路を試したいと思います。
でも、単にアースが弱いだけだったりして?
 なにせ、アースはケースの鉄板だけですからねぇ、かなり抵抗が大きくなるはずで・・
筐体輻射も大きいし。TVIなども出そうですね。


6月に50MHxに改造したSB-1000ですが、入力SWRが高く、フルドライブ出来ないので改良しました。
プレート側チョークのパスコンが外れやすいので、もっとちゃんと付けよう
っていじってたら、どうも変な電圧がかかるらしく、スパークしてチョークの線が切れてしまいました。
少しほどいて、さらにウクライナから買った高圧コンを追加


結局、改良といっても入力側にコイルを入れるだけ。
これでSWR=1.3ぐらいになりました。
経験上、これ以下にSWRを下げても、パワーはちっとも上がらないので、 これで終わり。
直径、巻き数、スペース 全て 直感で適当です。
最初、トリマCも入れてみましたが、ない方が良かったのでした。
しかし、3-500Zというのは楽に使えるタマですね〜


今回もFT-897でドライブ
500W出力です。
やっぱり、ファイナルの効率は悪く、2700V430mA、効率43%です。
そのうち、効率検討もしなくては・ 60%は取れるハズなのに。


入力側がウェルツ
出力側はバード


100wでフルドライブすると750wぐらい。
50MHzではエキサイタのIMDが良くないので、ドライブは50W以下としたいです。
リニアも600Wぐらいでリニアリティが悪化するので、この組み合わせではSSBでは500Wってところですね。
効率が上がれば700Wぐらいまで低歪みでだせそうだけど。

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