オークションで落札したリニア




以前、落札したリニアアンプの内部写真です。



今は無きワカサテクノロジー VTM-1Ksuper2 HF〜50MHz 500Wのリニアです。(パネルは3だが中身は2仕様)制御系が壊れてるとの事。
バンド表示はあるけどスイッチはありません。親機からのバンドデータ線も無し・。
少し送信するとバンドを選ぶ仕様らしい・ 不便そうです。



上のふたを開けるとこんな感じ・ なんかごちゃごちゃ・ このシャーシは強度が足りず、片側を持ち上げるとゆがみます。
フタで何とかする構造。でもねじは細いので切れそう・



入力部はいろんなレベルに対応するために抵抗だらけ・ 無意味ですねぇ。
500Wリニアじゃ100W機以外で押すことはありえないとして無視すればいいのに。



MRF150をパラプッシュにしたファイナル。
このタイプのリニアを見るといつも不思議なんだけど、パラのFETはこれでバランスとれるんだろうか?
このリニアも制御線や電源線がアンプの横を走っています。センスが無い
同軸ケーブルによるトランスの中点ではなく、ドレインにチョークコイルで給電しています。
これだとドレイン−アース間にそれなりの容量のCを入れないと、波形がおかしくなるはずですが。
コンデンサはトランスとパラのマイカコンデンサだけ・・ これでRF電流がちゃんと流れるんだろうか??
不帰還はドレイン−ゲート間のC-Rのみ。ゲート側でf特を作っていないので、多分、不帰還が強いんでしょう
高SWR時の発振に弱そうです。ファイナル周辺をシャーシに落とすアースは少ないし、発振しやすいしょうね。



フィルター  全くセンスの無い配置
フィルターの動作を分かってない人が作ったんですね。
フィルターは定在波だらけなので、強力な電波が発生しています。パターンの裏に制御線を置くなんてありえない配置。
このすぐ上に入出力コネクターがあります。これじゃスプリアスがコネクターから出てしまう
それにフィルターは通過電力の一割ぐらいの発熱・放熱を考えなくてはいけないのに、
熱がこもる配置になっています。連続使用で加熱しますよ



ファンの風がヒートシンクの下に抜けてしまう配置。
風も空気抵抗の小さいところに流れるから、ファイナルの下での風速はかなり減るでしょう




整流ダイオードの上部はショート防止のテープが貼ってありました
他も含めて、機構設計も全然ダメ

というわけで、私の感覚ではこれも不安定で使えないリニアでした。おそらく少しでもSWRが上がると発振するでしょう。
外部チューナーで必ずSWR=1で使う仕様かなぁ。おそらくスプリアスも法定まで落ちていないでしょう。
これも設計者は街の自作マニアですね。HFアンプのノウハウが全く無い
元々、CBのリニアを作ってたのかなぁ? 入力の抵抗群はCBリニアで見た事あるし。
スペアナやトラジェネ無しで作ったっぽいなぁ。CBならパワー計さえ振れていれば元々違法なんだから何でもいいですからねぇ
これもバラバラにします。 しかし、ケースが貧弱ってのが困ったもんだなぁ。


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